悩むのは、とても大事。
あなたは自分の中で一つの葛藤が生まれた事はありますか?
…人間として生きている以上、それは必ずと言っていいほど起こります。
しかしその葛藤の中で決断をし、実行をしない限り結果は見えないかと思います。
その結果が自分にとって良いものか、はたまた悪いものであるのか。それもわからないです。
こんな話があります。
とある病室に二つのベッドがありました。
窓際にあるベッド。そして窓から離れたところにあるベッド。
窓から離れているベッドに寝ている老父はする事もなく、ただ死を待つのみでした。
そんな時、窓際のベッドで寝ていた人が話しかけてきました。同じ老父でした。
窓際の老父は、窓の外の景色を語ってくれました。
青い海。白い砂浜。犬と散歩をする少年。様々な風景を細かく教えてくれました。
窓の外が見えない老父にとって、その話を聞くのは楽しみな時間となりました。
ある夜。窓際の老父の容態が急変しました。
凄く苦しそうで、ナースコールも押せそうにありません。
もう1人の老父は、代わりにナースコールを押してあげようと考えました。
しかし、そこである葛藤が生まれました。
(この人の命が危ない…でも…移るんじゃないのか…?)
葛藤の末、老父は窓際の老父を見殺しにしてしまいました。
窓際の老父が亡くなってしまい。案の定、老父は寝床を窓際に移されました。
老父が窓の外を見てみると。
海のような景色などなく、ただただこコンクリートの塀が見えるだけでした。
亡くなってしまった老父は、見えもしない美しい景色を語り、老父を楽しませてくれていたのでした。
葛藤の末、悪い結果になってしまった老父の話です。
この話を聞いて、あなたはどのように感じましたか?
私は、この葛藤というものが、いかに人として大事なものなのかをすごく考えさせられました。
このようなケースでなくても、「こっちもしたいがあっちもしたい」などといった葛藤もあります。
こういう状況は物事を冷静に判断する事ができる機会でもあると思うんです。どちらが良いのか悪いのか。
もし、葛藤が生まれてしまったら、焦らずゆっくり考え。必要であれば仲間に助けを求めてしまっても良いかもしれません。
人生はどちらか一方にしか進めないのですから。慎重にね。
書く事がなかったのでそれっぽい事書きました。